技術力を問わず、アニメーション業界で働きたいですか?そんな方に向けて、誰にでもあてはまり参考にできる就職のコツをいくつかご紹介しようと思います。

まずは、講師や雇い主となる方に手紙を送る前には、綴りや文法を十分に確認してください。人の名前や制作会社の綴りが正確か否かは特に気を遣いましょう。

また丁寧でしっかりとした文面で(略等は使わずに)書くよう努め、アニメーションに対する熱意を示し、ご自身が評価している作品の名を挙げましょう。手紙を宛てている制作会社の作品を褒めるのも忘れずに。これでしっかりと事前準備を行ったということがアピールできますよ。

制作や調整、管理職であれば、作品のポートフォリオは必須ではないでしょうが、それでも手掛けたアニメーションの例を、どのように作品に貢献したかを添えて加えることはできますよね。アニメーションの工程を把握するには、制作アシスタントは未だに必要ですしね。

一方、「クリエイター」としてアニメーション業界で働きたいのであれば、選考を担当する講師や雇い主にポートフォリオを見せられる状態である必要があるでしょう。ポートフォリオとは、ご自身が手掛けた中でも特に優れた作品を集めて編集したものです。

アニメーションのポートフォリオは、ご自身の作品を紹介するウェブサイトや紹介動画という形で提示してもいいですし、希望している職種次第で、静止画か動画、もしくはその両方でも良いでしょう。

どの応募書類であっても、職務経歴書とカバーレター、そして職務経歴書内には、ポートフォリオへのリンクも含むべきです。雇い主や講師が応募者に連絡する必要がある場合のために、現在の連絡先を職務経歴書やポートフォリオに記載するのをお忘れなく。

ポートフォリオであなたの技量を示すことで、その他大勢の候補者ライバルと差をつけるのに役立ちます。なので、ポートフォリオはしっかりと時間をかけて完璧に仕上げてくださいね!

アニメーションのポートフォリオに入れるべきものとは?

アニメーション職を志望する際には、ショーリール(紹介動画)をポートフォリオに入れましょう。

紹介動画とは、ご自身が手掛けた優れた作品を集めて編集した短い動画です。一般的には、紹介動画の長さは、1分から3分です。

完成作品に加えて、例えばリギングや合成、またはデザイン制作といった各場面の分析や用いた手順を強調することが重要です。

また、紹介動画には、優れた作品だけを収録するようにしてください。自身の最高の作品を優先させます。

雇い主や選考担当者は、応募者のポートフォリオを観て、作品を評価するのに慣れているため、紹介動画の冒頭30秒で興味を惹きつけなければなりません。最も良い部分を最後までとっておかないでください。見ている人は最後まで観ずに、次の動画に移ってしまうかもしれませんからね。

さらに、視聴した人の目にどう映るかを考えましょう。これはキュレーティングと言われており、これを行うことで始まりから終わりまでしっかり整っている状態が必然的に伴います。

ポートフォリオで何が示されているのか分かりやすい動画かどうかを確認するため、フィードバックをもらう為に信頼できる仲間数名にみせて、感想を聞いてみましょう。

また、スタジオまたは制作会社の美術手法やジャンルについても、よく調べましょう。その手法やジャンルは、ポートフォリオでみせた作品内容と一致しているべきです。

応募先の条件に合ったポートフォリオの方が、条件に合っていないが大作のポートフォリオよりも好ましいです。たとえば、児童向け動画の会社に応募するのであれば、紹介動画に暴力的な種類のアニメーションを含めるのは避けた方が無難ですね。

つまり、応募する職によって、自身のポートフォリオを合わせるのです。

グループで制作した作品を見せるのであれば、ご自身の役割については詳細に示しましょう。評価する人に注目すべき点を示すため、画像や動画、スナップショットに一言添えるだけでよいのです。

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